BTs。

むぅ…。そうなんだよな。西原理恵子という存在は、どこの引き出しに収納したらいいのか分からないままで自分の中でずーっと引っ掛かっている。

90年代の西原理恵子からは、これまで社会の側から自分たちに嵌められてきた枠をぶち壊すような「スカッとする感」や、人生に対するエンパワメント感まで感じてた。『怒濤の虫』のエッセイなんかも共感しやすかったし、良い意味での「素」が出てたようには思う。(本人の言うとおり、自分で書いた文章はほとんどなくて編集者との合作であったとしても。) 

でも、それはあなたが安全なところから消費してただけでしょ、と言われたらぐぅの音も出ない。

当時から、無頼派サイバラと抒情派サイバラ、みたいな言われかたはされてたと思うけど、アウトローな世界に飛び込んでそれを描いてた割には、実は西原理恵子の読者層はインテリ層が多かったのではないかという印象を持っている。サイバラが描いていたような、社会のメインストリームからはじかれて生きてる人たちがサイバラを読むのか?ていうと、あんまりそのイメージはないんだよな。

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