後藤明『イスラーム世界史』 #読書
イスラーム圏の歴史を紀元前からまとめ、なおかつ中東だけではなく中央アジアやアフリカまでフォローしているイスラーム世界の通史。
個々の記述はそこまで詳しく書かれていないので本当に概観するだけなんだけど（詳しく知りたいときは別途他の本を調べてねということで）、それでも文庫としてはかなりの分量なので、歴史の重みを感じる。
あと、著者の『は？ヨーロッパが世界史の中心じゃないですけど？？』という強い意志もひしひしと伝わってくるよ…！
中東に関して色々調べる前に、イスラームという共通のバックグラウンドを軽くでも知っておこうと思ったとき、ちょうどいいんじゃないかな。スンニ派とシーア派の違いもわかる！ただ、発行が2001年と20年前なので、その後の情勢は各自でチェックしてね