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「卒業=失業」の失望感(中国)【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(58) |ニッセイ基礎研究所
nli-research.co.jp/report/deta

"中国は国の施策として高等教育強国を目指し、大学院などの定員枠を拡大、世界トップレベルの高度人材の拡充に力を入れてきた。結果として高等教育を受けた人材は急増したが、それを受け入れるだけの産業の構造転換やレベルの向上を果たせていない点も大きい。
行き場を失った若者の中には、就職をせず実家で家事全般を請け負ったり、両親の介護や付き添いをすることで両親から生活費を受け取る「専業こども」(「全職儿女」,「全職子女」)になるケースも報じられている。
SNSで就職できない状況を「孔乙己」に例える高学歴者も出現し、国営メディアは学歴にこだわらず就職をするように促すといった事態も発生している。
過酷な受験戦争に耐えて学歴をやっと手に入れても思うような就職ができず、ニートにも「専業こども」にもなりきれない。最終的には「996」(元は中国のIT業界の労働の過酷さを示す言葉で、朝9時から夜9時まで週6日働くという長時間労働を意味する)で働くしかないといった諦めにも似た声が広がっている。"

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