初音ミク一筋で初音ミクとの関係性“概念”を外から消費されるタイプの架空のボカロPがうっかり自分の曲をカバーした架空の歌い手の歌声に聴き惚れてしまい、スカウトするも架空の歌い手の方も架空のボカロPと初音ミクさんの組み合わせが好きなオタクだったのでこの完全性を壊してしまうという罪悪感とそれでも愛するボカロPと組めるという夢のような展開にワヤワヤになるんだよね　しかし抗えずあれよあれよという間にコラボ盤が出来てしまい……ある時訪れた架空のボカロPの家は初音ミクのグッズで埋め尽くされてるんだけど部屋の一角に自分とのCDが飾ってあるのを見た瞬間にものすごい違和感と部屋中の初音ミクさんの瞳に“見”られている感覚を覚えて怖くなるんだよね