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前の日は尾道から戻ってきて、疲れやら寂しやらで風呂も入らず布団に入る。それなのに何故か3時ぐらいまで寝付けなかった。

朝起きても、旅の余韻が抜けない。
しばらくぼーっとする。洗濯物を回して、コーヒーを淹れる。尾道で買って、食べず仕舞いだった餡パンを食べる。カバンの中で、お土産や本にもまれたようで、餡がはみ出さない程度にぺちゃんこだ。

余韻により浸る為に、坂本慎太郎の「物語のように」のレコードに針を落とす。
尾道の思い出だけではなく、夏みたいな6月の終わりの立川での、坂本慎太郎のライブも思い出す。バックコーラスの「ういうい、あーあーあー」のような、重さのない物憂げな気分になる。

国立に帰ってきたけど、まだ気持ちは尾道のような、自分が今どこにいるのか分からなくなる。この期に及んで、まだ尾道から帰りたくないのかもしれない。
国立の友達に会おうかと考えた、夜ご飯にロージナに行こうかとも考えた、だけど日常や国立の色が濃すぎる。大好きなロージナの苦くて香ばしいコーヒーでも飲んだら、一気に国立に引き込まれてしまう。国立は大好きなはずで、その気持ちは変わらないはずなんだけど。
昨日国立に戻ってきてから、ただいまって言ったけ?家に戻ってきてからただいまって言ったっけ?ただいまってなんだっけ? →

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夜は結局ロイヤルホストに頼る。入る前は春みたいな風が銀杏を散らしていたが、出た時にはすっかり冷たくなっていた。
家までの帰り道に、iPhoneでまた「物語のように」を聴く。明日から12月。

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