大倉崇裕さんの脚本は蘭ちゃんの有能さをしっかり描いてくださるのでほんと好き…………………
特に好きなのは、「紺青の拳」の冒頭も冒頭で、新一がキッドの変装だと気づきながらも、コナンに悟らせることなく(何なら途中までは視聴者にも悟らせず)終わりまで持っていったところ……
と、「100万ドルの五稜星」で、コナンは気づかなかった(気にも留めなかった)服部が携行していた地図を見て、服部が夜通しバイクで駆け回っていた真の理由に辿り着き、こっそりと助言したところ……
めっっっっっっちゃ好き
確かに空手の強さも魅力なんだけど、それだけにとどまらない魅力をきちんと描いてくださるの本当に好き
100万ドルの五稜星のネタバレを若干含むので一応伏せます
あと紅葉さんの描き方も本当上手だなと思っている………
平和が両片思いで相思相愛が確定しているところへ、平次に好意を寄せて和葉ちゃんの告白を阻止しようとする、という、下手したら嫌われちゃうような、悪役になりかねない結構難しい立場の子だと思うんだけれど、そのへんが絶妙で……
「から紅の恋歌」で蘭ちゃんが定期入れを届けてあげた時に「敵に塩を送るようになってしまったのでは」と気にかけてくれたり、和葉が練習のし過ぎで手を傷めないといいと心配してくれたりして、本当はすごく良い子だと描写されていたり……
今作も、ただあちこち服部を探し回って告白阻止をしようとしているだけでなく、(紅葉さん以外誰も気付けなさそうな)土方歳三の豊玉発句集に気づいて大ヒントを与える役割や、終盤にコナンを追いかけるカドクラ一味をスタングレネードで退ける役割を与えていて、特に前者は紅葉さんの魅力を最大級に活かしていて本当に素晴らしい