中秋の名月のあつおさ
あつむは「中秋の名月とかいつもの月とそんな変わらんやろ、まぁ明るいお月さんやとは思うけど」と興味なくて、ただおさむと部活帰りに並んで見上げる空に浮かぶ丸い月はきれいだなと思ってる
おさむは色んなコンビニで出てる月見団子を片っ端から食べてって当日は地元の和菓子屋さんが出すのを楽しみにしてる
でも大人なったらVリ開幕前であつむがバレーに集中し始める時期、おさむは気を遣う、だからこそあつむは口実にして会いに行って、二人おに宮の縁側で月を眺めてたらいいな
二人で眺めるなら何だっていい、でも毎年のお約束になったから中秋の名月の日づけはチェックするし、お天気も一応気にするし、おさむは特別にお団子作ってあつむが来るのを待ってる
晴れても晴れなくても夜、互いの顔を見て幸せを噛み締める二人
はいきゅーと日常を喋るよ