あなたを傷つける可能性があります。
アニメには、どうも違和感がある。できた、と言うべきか。
幼い頃はのめり込んだ。なぜか。幼い頃は自分の今後起こるであろう成長が非現実だったからではないか。僕にとってアニメはセクシャル。非現実で、アニメでは何が次に起こるかわからない。胸の鼓動が高まり、興奮する。なんでも起こりうるから、全てが起こる。
しかし、放映されるアニメは全て起こるわけではない。というか、アニメとして作品となると、始まりがあって終わりがある。こう言ってしまうと作者を傷つけてしまうかもしれないが、魔法が出てきても所詮は人形劇。さて人形劇も伝えられることはある。しかしそれは一体何か。
当たり前だが、魔法は現実世界にはない。物語という非現実に、さらに魔法という非現実を加える理由。理由。理由…
そんなものはないのかもしれない。ただそのキャラクターの愛らしさに微笑みを浮かべるために、作品は作られるのかもしれない。しかし、ではなぜ人は好き好んで心を揺れ動かそうとするのか?