⚠さまざまなネタバレ 続き
当たり前だが、互いの命がかかっているとはいえ「腕を落として、その後繋げろ」なんて、やらせて気持ちのいいものではない。栞が優しい子なのも知っている。あの頃の花撫にはそれを一緒に苦しむ勇気がなくて、「俺が押し付けた」という形にしなければ、自分が耐えられなかった。
そうして押し付けて逃げて、でも、右腕に残るうす赤い痕を見る度に走る苦い感情を、忘れることなんてできるわけもなく。
なんか、ぼやっとした話だけど、アンハンもリトトルも、何かのタイミングやシチュエーションが違ったら、平気で「よしやろう」となっていた気がするんだよな 「死にかけようが殺しかけようが、最終的に生きて肩組んでピースできてりゃそれでいいだろ」みたいなテンションになれるタイミングも、たぶん、おそらく、ある
タイミングの歯車の噛み合わせが「よしやるか(楽)」と「クソが!!(怒)」と「そんな…(悲)」とあって、昨日はクソが!!に噛み合って、キレていた
何も楽しく遊んだ後にこんなことにならなくてもいいだろ、とか、こんなときにそんなことを思い出すなよ、とか。
⚠さまざまなネタバレ 続き
こうしてふと冒涜的な事象と真正面から相対してしまうと、落ち着いた健やかな日々、今がどれだけ幸せで、自分がいかに身の回りの人々を愛しているかを自覚する。去来する感情に振り回されて、直接あの謎のスライムみたいなやつをぶん殴って焼き尽くせたらどれだけよかったかと怒りに燃えた。"日常"への愛を、そのまま燃料にしたかのような感覚だった。
リトトル、シナリオをまだ読んでいないので、シナリオ中のKPCがどこまで自覚的で、鹿子三葉が何を思っていたのかわからんが
十字花撫の感情がそれに左右されることはないんだろうな
どういうときにイヤと思うか、の基準が「相手がどう思うか」より「俺がやりたいか/やらせてよいか」でしかないのがどこまでも「この〈心理学〉ナシ男め」という感じ
帰ったら白鷺に煙草をねだって、「まだ禁煙してなかったのか」「してるよ、たまに吸いたくなるから持ってるだけで」「してないっていうんだよそういうの」と煙草に火をつける。
足止めの一泊ののち、また病院に世話になって帰ってきた男に対し、白鷺はあえて知らん顔をするだろうし、栞はもの言いたげな顔をするかもしれないけれど、
煙を吸い込んで、まずいなあ、と言って笑って、そういう日々をまた愛おしいなと思いたい。