肉が焼けたよ
肉が
肉が焼けたよ
ひどくタレに漬かった
誰も見たことない肉が焼けていたよ

肉が焼けたよ
肉が
肉が焼けたよ
ひどくタレに絡んだ
誰も見たことない肉が焼けていたよ肉が焼けたよ
肉が
肉が焼けたよ
ひどくタレに絡んだ
誰も見たことない肉が焼けていたよう、だぁぁぁぁぁ肉が焼けたよ
肉が
肉が焼けたよ
見たことない肉が焼けていた、よぉぉぉぉぉ肉などない
それは
在るはずもないと
思ってたら
したら そしたら
したら 肉があったよ誰も見たことない 見えるはずのない
焼けるはずのない肉が焼けてたし
そこにやはり
そこに、確かに
そこにそこにあるだろう

肉が焼けたよ
肉が
肉が焼けたよ
ひどくタレに絡んだ
誰も見たことない肉が焼けていたよしたら そしてそれは
ひどくタレに絡んだ
誰も見たことないそれは
肉は 肉は
タレに絡まれて
タレにまみれて
肉は タレに
しみてしみ込んで
絡まれて
まみれて
タレがしみるお肉 噂を連れてきたので
ひどくタレに絡み 肉は
タレに
絡まれて
まみれて
しみ込んで
絡まれて
誰にも見えない肉が
見えるはずもない肉が
タレにまみれていたようだしみて しみ込んで
肉が泣いたよ
肉が
肉が泣いたよ
ひどくタレにしみ込んだ
火を浴びたことない肉が
泣いていたよ

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さっきのタレの味より
もっと
タレの味で
味の
タレが
タレの味のタレより
もっと味の
濃い味で濃い味で濃い味で
したら そしたら
肉が 肉が
泣いていたよ

夢などない
もうタレなどない
もう火も消えたのに
なのに それなのに
肉はそれは
肉は
煙をまとい煙を愛し肉は
煙に包まれ愛しそれに泣き
煙に泣き
なのに それなのに
肉は煙に泣かされ選ばれ包まれ
愛されて
火を浴びたことない肉は選ばれ
焦がされ愛され煙を愛していたようだ

肉よ
肉の不屈の旨味に
火が笑ってくれるよに
不屈の旨味の肉が
タレにまみれぬよに
煙に 泣かされぬよに
箸でつままれても焦げぬように
まみれぬように
泣かされぬように
焦げぬように

肉 よ
塩をふれ
タレはだめよ
炭火よ
塩は 本当の味わいよ
いいんだよ
うううううんんんだぁぁあああ
タレも美味いよ
塩の
旨味のようなものが
本当の肉の旨味のようなタレが
だめよ
タレが
塩は本当の味わいよ
ほんとの味わいよ
ほんとの味わいよ
ならば
それならば
タレの波を押し返すのだ
タレのつけ方を、見直すのだ
肉に旨味を 肉に
旨味を肉に
旨味を 肉に旨味を
それを求めたんだ
そしてそしたら
そしてそしたら
そしてそしたら
肉は答えたんだ
一度だけ答えたんだ
四度だけ答えたんだ
旨味はいらね、タレをください

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