『光や風にさえ』Kindle無料キャンペーンを開始しました。
(〜2024/10/22(火)16:59)
昭和初期の南米移民をモチーフにとった、自閉スペクトラムの女性が語り手の長編小説です。
“あなたは私に手を差し出さないだろう。
魔法で私を透明な存在に変え、無視して、なるべく関わらないようにするだけだろう。
だって私があなたを気遣ってすることはぜんぶ空回りするし、意味不明なことばかり言って親切なあなたを困惑させ、不快なきもちにさせ続けるから。”
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しかし、私の意思で決めたことだ。そうせざる事情があったわけでも、誰かに強制されたわけでもない。そう表明しないといけない。
だってみんな自己責任ということばが好きだから。たとえ私が泥梨に転がり落ち、誰の目から届かなくなろうとも、自己責任の物語として帰結したほうがよい。
そうでなければ、物語が悲惨なものになりすぎてしまうから。