昨日は三時くらいまで仕事をしていた。自分の作業をやりつつ、うちのコアラちゃんが書いた文章を読み返してすっと入ってこない部分を指摘したり、褒めたり、一緒に表現に悩んだり、褒めたりしていたらこんな時間に。清水えす子のエッセイの面白さと読みごたえ、やはりすごい。
こんな文章を書くひとの目はどんな形をしているんだろうかと、ぎょっとしながら隣を見るとにこにこと穏やかに笑う目があるだけだ。でも、文章と向き合った瞬間に鋭い猛禽類のような目に変わるのを私は知っていて、私が漫画家という生き物に「なってしまった」のと同じように、この人が物書きに「なってしまった」のを理解する。