【文喫トークイベント"自分自身を説明すること"選書③】
『死化粧師』/三原ミツカズ
高校生の時はどうして死の匂いがすることに関心を持つのだろうか。この物語はエンバーミング(遺体衛生保全)を生業にする人間を主人公に置いている。だから自分はこれを手にとった。ただ、自分がこの場で話したいのはそこの部分ではなくて、麗さんという人物について詳細に描かれる五巻である。今も昔も「中性」という言葉には自分は馴染めないし、そこにいる気もしないが、麗さんの生き方には指針にしたいと思うところが多い。
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