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福井藩の家老であった中根雪江が書いた「橋本左内事迹」という伝記を巡る話を2年ほど前にまとめました。
補足しておくと、代筆という話が出てきたのは、そもそも左内先生の活動を書こうとするとどうしても将軍継嗣問題と安政の大獄に触れてしまうため、当時の関係者への遠慮として、中根さんは「他人の記録」の体をとって書いていたということがあります。
このエピソードは、中根雪江と橋本左内の期間は短いながらも深い関係を持っていたことを感じさせると共に、明治維新を迎えられなかった福井藩士たちに対する周りのあたたかい絆を感じさせてくれます。

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