”同国で昨年、新型コロナが直接の原因で死亡した人は約4600人で、死因としては第9位だった。
一方、新型コロナが直接の死因ではない超過死亡は、特に75歳以上で「顕著」だった。過去の感染や、新型コロナ流行が引き起こした定期受診の中断、緊急医療の遅れ、未診断のコロナ感染などにより、心臓病や脳卒中、糖尿病、認知症などの関連リスクが上昇し、通常よりも死亡率が高くなった可能性が指摘されている。
超過死亡率は一昨年からは低下しているものの、豪アクチュアリー会では「今後数年間は、COVID-19が直接的な死因として、あるいは心臓病など他の死因に寄与する要因として、超過死亡を引き起こす可能性が高いと考えられる」としている。”