この世の中は波風を立てる人達が変えてきた 直接的に変えることは出来なくても、変える必要があると常に言い続ける人達のお陰で変わっていく
そういう人達は厄介者に見えるだろう
本人たちも気に病んでいる人達が少なくない 自分はうまくやれない人間だ、と
そういう不器用な人達を愛してる
生きづらい中で必死にもがいてる人達を愛してる
そういう性質を「成熟した社会を目指す人間という種」の中で分担する羽目になった、損なくじを引いた人達
報われることもなく、ときに失敗し、ときに余計何かを駄目にし、バカにされ、白眼視されながら、それでもどうしても黙っているのが落ち着かなくて、一生文句を言い続けないといけない人達
それは社会を何重にも取り囲む、成熟への必要なデバッグの手順のひとつなんだろう
だからまあ「揉め事を起こすな」「あなたが不服従なせいで他の人たちが困りますよ」「文句を言うなら出ていけ」は、絶対に受け入れてはいけない言葉だし、それを発した人間を今後二度と信用してはいけない
そして、高尚な意思や立派な決意などは必要なくて、ただ「それバグってないすか」ってカジュアルに指摘できる人間は百万と必要である
それこそが民主主義の柱だからだ
市民、人民よ、総じてデバッガーたるべし