いみじくも「壊せるもの」という言い方は、まさに「特権側」の言い分で、「壊すことが可能であるほどの格差」があってこその話 力を持てる側の見方なんだよね
それを、男から女に移すことに意味がある そこに「眼を見張るほどの凶暴性 獣性 破滅性」を描き出すことで「は? 男がやっても同じですが???? 女がやったらなんでそんなにびっくりするんです????」って言える という意味での「痛快さ」があるわけ だから、決して「壊す女かっけーーー」じゃねえのよ それをよく分かって作ってるのよこの映画は
「壊すことの残虐さ惨めさ愚かさを、女が主体でやることでオロオロしてしまうみなさーーーーーんwwwという嫌味という意味での」痛快さ なわけです
だから正直見終わって爽快さがあるかといったら皆無 面白いかというと実際物語が描くものはただの苦痛 きつい人は結構きつい映画なんじゃないかなこれ……