若草物語 最終回ネタバレあり
涼が最後まで「恋愛しない」を貫き通してくれて、本当に安心した……。
今まで、律に同情する感じの流れが多かったからヒヤヒヤした。
恋愛感情を持たないというだけで人間関係が終わってしまうの悲しいよね、という涼の悲しみを一緒に感じることができた。
涼の孤独な時間、ひと昔前のドラマだったらあれで一話使っていただろうなと思った。今の視聴者は、それだと辛すぎるしまどろっこしすぎてついていけない。
今まで律や衿が与えてくれた脚本のアイデアを、孤独な時間のなかで自分を見つめ直して再構築する、というのはよいなあと思った。
私の大好きな柿谷さん再登場でうれしい!💖
相変わらず、体制におもねりながらも涼の意志を通してくれる、よい仕事っぷり。
自分は反抗することができなくても、構造に歯向かうことができなくても、
抵抗する人を助けるという役割で手をつなげるんだ、というようなことを思った。
それは専業主婦を選んだ衿も同じ。
ちょっと危うかったり、ツッコミが足りないところがあったりもしたけど、トータルよいフェミニズムドラマだったと思う。