「一方また、管理職への女性の進出問題とは、ひとまず区別して考えること。一方は、底に差別の課題を残しているにしても、競争社会のテーマであり、他方は徹頭徹尾、社会制度と成立のテーマだからである。」
岩波ブックレット29、「雇用の平等と女と男」1984より丸岡秀子の言葉。
ガラスの天井は資本主義の問題であると、リーンインフェミニズムへの警鐘を鳴らすよう。
(いや、私が知らないだけでずっと言われてたんだろうけど)
女子保護規定への議論とかも説明してあって、赤松良子の著書などでは、女子保護規定がなぜそんなネックになっていたのかが
均等法以後しか知らない私にはピンとこなかったのだが、それが具体的に見えてきたように感じた。