「行革ー臨調答申をどう読むか」(伊東光晴、ブックレット9、1982)より。
「レーガン大統領の経済政策に私は反対です。にもかかわらず、それを生み出したアメリカの社会実情に対して同感を禁じ得ないということを、福祉の充実を主張する人たちは同時に考えてみる必要があると思います。」
とかさ。
レーガンの真似して日本も福祉切り下げ始めたけど、そもそも福祉水準がアメリカと日本で違いすぎるからな?とか。
「わが国は福祉充実、高福祉・高負担を求めて新幹線に乗りました。ところがその列車は走りだしたと思うと、横浜で途中下車という形になったのではないでしょうか。」
この比喩は80年代ぽいとは思うけど、こういう回りくどい比喩が通じる時代だった、という豊かさも思う。