『レイクサイド (文春文庫 ひ 13-5)』東野 圭吾
図書館より。久しぶりに東野圭吾を読んだ。特殊だけどリアリティのある設定と展開、引っ掛かりを感じさせ続けてどんどん物語に引き込むやり口、とても面白い。結末から言えば真犯人は特定できないというのは、殺人ミステリとしては多分かなり特殊で、それがこの作品のミソとなるメカニズムを構成している。ミステリとしては、読者は"何を解き明かさないといけないか"を考えることが求められている。"本当は何があったのか"、"どうしてそんなことになったのか"を究明するのが主人公と読者への挑戦状だろう。面白かった。
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