フォロー

『比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション)』P.G. ウッドハウス 

『比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション)』P.G. ウッドハウス
図書館より。面白い!
以前、コニー・ウィリスの"犬は勘定に入れません"から、ジェロームの"ボートの三人男"を読んだときに、「皮肉たっぷりでくだらない、けど人間味が面白い」と思った。その面白みと同じ軸上にこの作品の面白さがある。
ジーヴスを読んでいると、まるで日常系漫画のようだと思った(実際コミカライズもあるらしい)。今回ジーヴスを読んだのは、米澤穂信"儚い羊たちの祝宴"で引用されていたから。今作の訳者あとがきによると、ジーヴスシリーズが背景にある作品がごまんとあるらしい。ぜひ読もう。買うことも考える。

bookmeter.com/reviews/11889052

比類なきジーヴス 

本作は連作短編集なんだけど、単純に各短編がサクサクかつしっかりオチていて楽しめるのに加えて、最後のラストでかなり「やられた!」感じにオチがついてたので、非常に満足度が高かった。

ぶっちゃけ大体はラブコメかギャンブルで、一度は作戦立てるも思い通りには行かず、ジーヴスが機転を利かせてなんとかする、という展開。でも"ワンパターン"ではなく"お約束"として楽しめるようにできている。またトラブルのほうもジーヴスの機転も、なかなか予想がつかない展開で面白い。

ジーヴス結構若そうなんだけど、どうしてもおじさまなイメージになってしまって慣れない。ドラマ版の画像見たけど、外国人大体老けて見えるから余計わからん。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。