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『現代思想』の平田篤胤特集を少しずつ読み進めています。私の中でとてもスリリングな本です。
幕府が権威を失うとともに、いわゆる江戸の三教も求心力を失ったあの時代。国民国家を目指すことが否応なく求められるのに、日本人とは何かがそもそもわからない時代。そういう時に日本人の魂の形を見つけようした思想家の苦悶の傷跡。それは今の時代だからこそ見つめなければいけないと思うのです。
日本の現代の心の荒廃や、過去における悲惨な失敗。それらは、江戸時代から連続した一連の流れの中にあるのだと。学ばなければならない。そういう気持ちです。

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