今、戦車模型の塗装のトレンドは、印象派になっている。現物そのままの写実主義ではなく、誇張を加えて作者の意図を表現するのが当たり前になっている。現実の戦車はこんなにパーツの間でコントラストがつかないし、作戦行動中にここまで錆びない。模型映えが全てに優先される世界。
計らずしも、短い期間で絵画の歴史をなぞるようなことが起きている。この辺りの変遷を、きちんと誰かがまとめてくれないかなあ、研究したら面白いテーマではないかなあ、と思っている。他力本願ですいません。
この先の模型表現は何処に行くのだろうね。絵画の歴史をなぞるとしたら、シュールレアリズムとかキュビズムなのだけど、キュビズムな模型って良くわからないな。