FLEEみた!テーマもあってレンタルしたものの後回し後回しにしてやっと。 

ドキュメンタリーだけど、本人や家族の安全のためほとんどがアニメーションになっている。たまに実際の当時のアフガニスタンやロシアの映像が小さい画面で映る(本人や監督が撮ったのではなく、ニュース映像とか、そういうのから集められていそう)
アフガニスタンからロシア(唯一観光ビザがでた国)へ逃れ、そこからデンマークへ難民として移り住んだ男性が、友人である監督に過去を打ち明けていく……という話。恋人にも言えなかった話。
アフガニスタンでの暮らし、ロシアでの暮らし、密入国、家族、アフガニスタンでは同性愛という概念がなくて、でも小さい頃から男性に惹かれているのは自覚していて……など。

家族に女性に興味無いって打ち明けたあと、スウェーデンで暮らしていたお兄さんが、ゲイバーに連れていってくれる。お金を渡して、楽しんでおいで、なんとなく知ってたよ。と言ってくれたのにすごく安心した……どこに行くか教えず連れて行かれるので直前までドキドキしていた(しつこく彼女いないのか?紹介しようか?と言っていたのはこのお兄さんだし、女性との経験は?とお姉さんが聞いてきたりしてたから、“とりあえず経験したら良さがわかる”とか言われたら嫌だな……と怯えていた)

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FLEEみた② 

はじめてのゲイバー、きらきらした世界とはじめて安心できる場所として出てくる映画いくつか見た。私はお酒があまり飲めないし行ったことはないけど、隠さなくていいっていうのは息がしやすそう(Aろまはびみょ〜か?)この映画でもその日は帰らなかったね!って楽しそうに話していた。

1度目の密入国に失敗して、ロシアへ送還されたり(あんなに怖くて苦労したのに……!)とかそのロシアも体制が変わったばかりで貧しく警察も腐ってて……とか、最終的には未成年の彼ひとりきりで予定外のデンマークに密入国、難民としてもらうために家族のことはずっと誰にも言えなくて。ここまでしてくれた兄姉のために成功しなくちゃという気持ちで恋人とギクシャクしたり。

故郷とは、ずっと居ていい場所。というのがキャッチコピーになっているけど、これは冒頭で監督から彼に聞いて返ってきた言葉。安心して、逃げなくていい場所。彼にとってデンマークがそうなっているかは、わからない。でも最後は恋人とふたりの家を決めて、未来を育てようと言われる。今はそうだといいな。(翌年結婚され、残りの家族もロシアから出てこれたそう)
この大変な半生でもきっとかなり幸運なほうなんだろうな。こうは行かなかった人たち、日々ニュースで耳にするよな……

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