主人公は34歳のキャリアもやりたいこともなくて不安になっている女性ブリジットで、ナニーとして入った家庭はレズビアンカップル、ひとりは産後うつに悩む敬虔なカトリックの女性マヤ(調べたらラティンクスらしい?)、もうひとりは仕事が忙しい黒人女性アニー、6歳の長女がフランシス。弟が生まれたばかり。
生理、妊娠、中絶、出産、結婚、人種、宗教、キャリア……いろいろな悩みがでてくる。血に関する困りごとが日常的にでてきたり(イス汚しちゃうとか、あるよなあ)漠然とした不安とか……でも全体的に重い話ではなく、主人公にも問題はあるけど、そのままでもよくて、バラバラに苦しんでいた人たちが最後は寄り添って助けあったり、希望を感じるお話でした。
作中、主人公が不安に感じることを吐露した後、でもこれって社会の罠かもしれない。と言っていたのが印象に残っている。どんな人生が幸せと言えるのか、それはひとによって違うし、正解なんてないはずなのに…ってことかな。
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