■方舟

すごい!読みやすいし展開も早いしで一気読み!偶然見つけた地下への入口。仲間で探検!見知らぬ家族も仲間になったよ。そこからのデスゲーム!フーダニットもすごいけどそれだけじゃない!語彙力崩壊するヤバい。地下探検ってのがまた面白いし犯人わかった後だって最高!
ずっと気になってた一作。まじ読めて良かった!ヤバい(2度目)

■残酷美術史

美術史…そうだよね、絵の解釈というよりもその絵が書かれた時の時代背景がメインかも。
宗教的な内容多め。
イラスト多めなのは良かったけど残酷…まぁ、そうねって感じでした。確かに残酷性はあるけどもう少し絵の解釈が欲しかったかも。

■喜劇悲奇劇

すごいすごい!表題も各章のタイトルもすごい!全部回文!なのに最後だけ回文じゃないけどどっちから読んでも意味が通じる!正体不明の犯人、どこに隠れて…いやこれあるあるなのに全然気付かなかった!
奇術も回文もまじすごい。時代背景が古いのも良い!

■マザー・マーダー

短編かと思いきやある一家の誰かしらがずっと出てきてた。時間軸が変わるので誤魔化されかけたのは私だけ!?まんまと煙に巻かれた!
まさか〇〇が⚫⚫だったなんて!
というかそれ以外にもよくよく考えたら狂気の一家。
そしてその一家に関わった人たち。面白かった!

■毒薬の輪舞

海方シリーズ第2弾。前作から4年後の内容。
は?え!?ってこの4年で2人に何があったの!?っていう始まり。その辺の謎はすぐ明かされるんだけどそれでもびっくり。精神病院内でおこる毒物事件。202号室に入院する姿を見せない患者。面白いの病ばかりの患者たち。
「描写しない」ことで謎が謎を呼び憶測が止まらない。よく考えつくなぁ

■死者の輪舞

最初はわらしべ長者みたいにどんどん事件が大きくなって行くだけかと思ったらそんな生易しいものじゃなかった!
その考えがすごい、ちゃんとまあるく…って更にプラスα!いやー面白かったー!
たまに出てくる祖母が使ってたみたいな古めかしい単語が良い笑
「死にたいときに死ぬことのできる人間は幸せである。」
これに全部込められてる気がした。

■花嫁のさけび

有名俳優と再婚した女性に付きまとう前妻の影、誰もが褒め称える前妻の死には謎ばかりが残っていて。まさに愛憎!「愛憎」故の「哀増」
あの一言があったら犯人だって思うじゃん!信じて疑わなかったよ!それがまさかのどんでん返し!若い子なら一度は夢見る切っ掛け。最後が切ない。
ダメなのか、なんで選んじゃったその道を。
面白かったー!!

■ルーム

両親も亡くなり、絶縁状態だった姉も急死。その姉の家に遺品整理に向かうが絶縁期間の姉の謎だらけの生活や部屋に隠すようにあった遺骨。姉の人生とはどんなものだったのか…。
ミステリではなくサスペンス!
姉の保証人の突然の死や優秀だった姉の変貌した生活、謎多き交友関係など少しづつ明かされていく過程が面白かった!

■人形島の殺人

呪殺島秘録は三部作なのかな。今までの謎だったものが解消された。三部作の中では1番面白かった!島人全員の人形を作る一族の呪い。
島、とは言うけど密室ではなく過去の因縁や因習をクローズアップするためのものという感じ。
人形は怖さと言うより、そういう用途ね!って感じ。

緑わっさー🌳 なってるのもいいけど、こういう寒々とした道も好き。

■汚れた手をそこで拭かない

5話からなる短編。1話目の「ただ、運が悪かっただけ」がもう全てを表してる感じ。
ぬるっとした嫌な感じが少しづつ迫ってくる。お気に入りは、認知症の妻を庇っていたはずなのに…な「忘却」。
印象深いのは最後の最後の方にある「ミモザ」内の一言
「悪いことをしたから悪いことが起きるとは限らないんだよ」

■巻きぞえ

7話からなる短編集。
どれもこれも理不尽な巻き込まれ。理不尽…というか返ってきたというか。因果応報な巻き添え多し。サクッと読めてキチッと完結。
主題にもなってる「巻きぞえ」が1番好きだったなー。年月をかけた計算された巻きぞえ。最高。

■出禁のモグラ

前回のゲーム内に突入と閑話。
閑話と表紙!!!イケブクロさん!!!!可愛すぎ好きすぎ。
毎回思うのは絵が繊細で細かくてコミックとして読んだあとは画集としても見られるのすごい。

■巫女島の殺人

呪殺島シリーズ第2弾。
前回よりラノベ感は薄れたけど所々ご都合主義っぽい部分がまだなんか。後半は加速してなかなか面白かった!
移住が多い島民全員が巫女を崇拝する島。そこには島民たちの理由が。
今回も気になる部分が隠されてたけど、きっとそこがキーポイントなんだろうなー。

舞台が斜め!!そのまま演じるの凄かった!
私が好きなセリフはカットされてしまってたけど、やっぱりあさみの言葉にはグッときて( ᵕ̩̩ ᵕ )してしまった。

■爆弾
面白すぎた :bikkuri:
自販機を蹴って故意に捕まるスズキタゴサク。
爆弾を予告し、次々に繰り出す謎解き。のらりくらりと警察を惑わせる言動。

この謎解きがすごいし、展開もぬるくない。
人が持つ深層心理や心の形、どれもこれも最高。

「まぁいいや」が「もういいや」に。
私にド直球でハマる言葉もたくさん。
これは買いだわ。

■透明人間は密室に潜む。
特殊設定やネタ風味、探偵ものなどの4篇。

どれも味が違ってとても良い!特に最後の話が自分がまるでリアル脱出ゲームに参加しているような感覚にもなれたし、何重ものトリックもあってで最高!

特殊設定もその設定が邪魔になってなくて密室を更に深めた感。ヲチは若干わかりやすめ、でも面白い!

ネタものもドラマにでもしたらとても面白そう!ワンシーンで話が進んで完結して展開も早くて、タイトル通り熱狂する日本人を見せつけられた笑

■ヨモツイクサ
禁域の森を舞台に、ホラーとSFが混じったような作品。

古い言い伝えや廃村、生贄、怪異、神隠し、と大好きなワードがもりもり!!
と思いきや後半はSF色が強め。
SFがちょっと苦手な私にはその部分が濃すぎたかな。
怪異としての怖さはかなり薄め。違う意味の怖さはそれなりにあると思う!

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