XG - SHOOTING STAR
XGとLE SSERAFIMの歌詞におけるコンセプト/世界観はかなり近いとデビュー時から思っていた。K-POP〜ガルクラ以降の「私」=ありのままの女性性の称揚。しかも、同時期のデビュー曲のコレオグラフィーも被っていたし(TIPPY TOESとFEARLESS、XGの方が少し早かった)。
しかしこの新曲を聴く限り、XGにおいては、そこにフィメールラップの伝統とGALZ CYPHERで見せたスキルが加わって、強さと上を目指す力がより増しているように感じられた。
LE SSERAFIMの場合は、強さの中にほんのひとつまみの「弱さ」「傷」の気配を忍ばせる。本当は弱くて脆いから、負けないように武装する(ANTIFRAGILEとか、タイトルとしてはまさにそれ)。そこは、アイドル特有の共感性を高めることにもつながっている。
どっちが優れているということはないけど(どっちも好き)、XGは海外(グローバル)でより受け入れられそうな気がする。