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李琴美『シドニーの虹に誘われて』読了。
この国も大概だけど、そもそも「ない」とされている彼の国の姿も思う。
「らしさ」を主張し続けなくてはならないのは、しんどいよ。
第二言語(大学から日本に来た著者)で小説を書く著者、どんなにしんどくてもこの国でなくてはならない(出生国ではダメ)となる理由を思うと本当につらい。
そしてこの国ではできなくて海外へと旅立って行ったひとたち、旅立つこともできず、耐え続けているひとを、おもう。
shueisha.co.jp/books/items/con

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