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市民的抵抗・社会運動の成功は何が決するのか? : 政治学・社会学からのアプローチ

by Cathy Rogers

 エリカ・チェノウェスとマリア・ステファンによる『どうして市民的抵抗が成功するか』(“Why Civil Resistance Works” 邦訳未刊行)を読んだ人なら、社会運動には規模が重要であるという考え方に馴染みがあることでしょう。彼らの「3.5パーセントの法則」は、運動が人口の少なくとも3.5パーセントを積極的に巻き込めば、必然的に成功するというもので、よく引用されています。

 これが完全な鉄則であるという考えには、チェノウェス自身も含めて、未来を予測するのではなく過去の記述であるという理由で反論してきました。この法則が少なくとも2つのケースで破られていることを示す人もいます。また、この法則は主に体制に抵抗する国々を対象としたグローバル・サウスの文脈から導き出されたもので、その後、エクスティンクション・レベリオンなどの著名な活動家グループの戦略文書に適用され、BBC、The Guardian、The Economistなどのメディアで広く引用され、

undou.net/blog/2023/市民的抵抗・社会運動

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