今回の展示は、森田miwの展示。
私は森田MiW×楠橋紋織のバッグを持っていたことで作家を知って興味を持いたので嬉しい展示だった。
このブランドのラインナップはとても素敵で可愛くて大好き。もっと色々欲しいなっていつも思ってる。
https://www.towel-lab.com/categories/617539
今回は作家のこれまでの仕事の一部と人となりと背景を実際の作品とともに知ることができた。
詩画集も出している作家さんで、装幀や手芸、刺繍、デザインや企業とのコラボレーションなど、ジャンルも横断的でモノとモノ、ヒトとヒト、言葉と絵…をつなぐスタイルなのかなと思った。
とりわけ言葉と絵の取り合わせ、詩や物語の関係性が気になった。自分の持っている世界観と他者を橋渡しするものとして提示されているのかな。
興味深くて面白くて素敵で楽しかったけど、今回の展示は個人的には他者から客観的に与えられた言葉ではなく主観からの言葉(詩・物語)が添えられてることにのめり込めなさを感じた。
このことについては私のなかにある問題からの小さい拒絶反応なのだろうから少し考えたいとも思った。
というか、「言葉」と「絵」(もしくは作品と言葉)の関係性についてちょっと考えたい。
(長い!)
#展覧会
「詩画作家・森田MiWの絵とことば いとしきモノ展」
会場:町田市文学館ことばらんど
会期:2023年1/21〜から3/19
10:00〜17:00
休館日
毎週月曜日
2023年2月9日(木曜日)、3月9日(木曜日)
“町田市文学館ことばらんど”に行ってきた。
はじめて町田市文学館に行ったけど、とても好きな空間だった。
小さい図書館のような、学校の図書室のような、町の博物館のような。
「言葉と出会った」色々なジャンルの作家の展示をやっているイメージの場所。
以前から絵本や物語や詩、漫画家の展示もあったっけ。
アーティストが好きな文学作品など(文庫本)を自由に選び、その装幀画を描き、展示をします。
作家自身がどの本を選ぶか、
どう描くか、
どう装幀をデザインするのか…
そのようなグループ展です。
今回は装幀画として描いた作品のほか、挿絵や扉絵も描きます。(1人2作品)
出版社の仕事ではなく、頼まれ仕事でもないので自由な解釈で描くことができます。
それぞれがどう取り組むのかを見るのも面白い展示になるのではないでしょうか。
私も好きな作品を選んでだいぶ自由に勘違いな絵をさせてもらってます。
つまり装幀画がテーマのグループ展…ということになります。
どうぞよろしくお願いします。
(DM画像抜けちゃってました。すみません)
#展示のお知らせ
◎展示のお知らせ◎
新作の小品2点展示します。
(横長の作品1点、版画1点)
“装幀画展10周年記念展 文学とアートの出会い”
2023年2/18~2/26
11:00~19:00(最終日は17時まで)
パレットギャラリー
東京都港区麻布十番2ー9ー4
入場は無料です。
麻布十番にお越しの際はどうぞお気軽にお立ち寄りください。
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◎最近の絵のこと
以前より物語から絵を描くことがほとんどなのですが、とうとうずっと気になっていた物語“高丘親王航海記”を主題に描き始めました。
(各方面でちょっとおこがましい気もするけど)
当分の間は満足するまでこのテーマを中心に制作していきたいと考えています。
今、一番気になるこの物語に触れ、読み解く過程で咀嚼したり個人的な部分や未知なるどこかに結びつかせたり、誤解したり、誤読や飛躍もしつつ、対蹠点とか対なる場所とかアンチポデスとか鮫人の涙のことなど、登場するさまざまな要素に思いを馳せつつ描きたいと思っています。
“Le voyage sur les mers du prince Takaoka”
會津八一記念博物館で思いがけず見た、横山大観と下村観山合作の「明暗」という作品に本当に驚いた。
合作にも驚いたけど、まず大きさ。
直径445cmの作品なのに、継ぎ目なしの紙に描かれているということ。
今じゃそんな大きな紙漉けない気がする。
岡太紙というらしいのだけど、紙の神の岡太神社と関係あるのかな?
あ、絵もなかなか好きでした。
(観山が明、大観が暗、を描いたそうです)
そのほかに別室で開催していた展示「富岡コレクション 達磨」で白隠や仙崖を思いがけず見たりして濃かった。
入場無料。
https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2022/09/26/5143/
古代中国の神話と祥瑞-武氏祠画像
早稲田大学
會津八一記念博物館 2階グランドギャラリーおよび1階會津八一コレクション展示室
2022年12月1日(木)~2023年1月31日(火)
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早稲田大学 會津八一記念館に行ってきた。
気になっていた展示にようやく行けた。
凄く良い展示でした。
画像石は先日国立博物館でも見ていたので、地続きで見ることができたようなきがする。
欲しかった図録も手にできて嬉しい。
考古学的な価値や歴史的な意味、拓本の存在についてを知識面を飛ばして、画像のみを見て惹かれてしまったのでもう少し見たり読んだりして噛み砕きたい。
でも人物や馬、羽人、扶桑樹、渦巻く雲や水の表現が本当に可愛らしくて素晴らしかった。
北斗七星や双頭の龍として表現された虹も気になった。
絵巻物のように右から左に場面展開してるのでいいのかな?
上段から見るのかな?
などなど画面構成のことが少し気になった。
https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2022/09/26/5143/
いってきた!
完全予約制かと思っていたけど、当日券で入れた。
三菱第4代社長の岩崎小彌太の還暦のお祝いに贈られたという御所人形の群像が本当にすごい。
岩崎小彌太が卯年生まれだったことにちなんで全員兎の冠を被っている。
コレクションも卯年にちなんでうさぎづくし。
小さい美術館なので点数は少なめだったけど、明治生命館の建築も楽しめる空間。
のんびりゆったり堪能するのが正解と思った。
小さめの冊子を購入。
見てきた。
膨大で物質感が凄まじかった。
作品数が多くて凄かったし、作家本人監修のミュージアムグッズが豪華すぎた。
国立近代美術館、常設までたっぷり見て美術館から出たら日が暮れていた。
行く!
大竹伸朗展
東京国立近代美術館
2022年11月1日(火)―2023年2月5日(日)
https://www.takeninagawa.com/ohtakeshinroten/
行く予定ではあったけど、急遽14日に行くことになった。
大規模な大竹伸朗展を見るのは、2006年の東京都現代美術館で開催された「全景1955-2006」以来。
作り出すエネルギーと持続性を体感してくる。