『太古の奇想と超絶技巧 中国青銅器入門』

山本堯 著

新潮社 とんぼの本

https://www.shinchosha.co.jp/book/602303/

「解説中国文明が凝縮された、驚異の器を味わうための初めてのガイドブック!
三千年ほど前の中国で、祖先をまつる儀式用の特別な器としてつくられた青銅器の数々。その形は時代を超える愛らしさとシャープさを兼ね備え、文様では謎の怪獣・饕餮(とうてつ)がにらみをきかす。鋳込まれた金文は漢字の祖先にして、天命のゆくえも記されている。見るほどに仰天し、知るほどに面白い、無辺の青銅器世界へのいざない。」(カバーそで、本の説明より)
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2023 1/14から2023 2/26まで泉屋博古館東京で開催されていた「不変/普遍の造形」を見に行ったときに買おうと思って逃していた書籍を時間差で購入。
欲しかったので手に入って嬉しい。
展示で見たものは感覚的には凄く面白かったのだけど、タイトルや分類もうろ覚えすぎて自分が心配だったから…。

もともと、この書籍は泉屋博古館の展示に合わせて出版されたものだし、中国青銅器初心者入門編でとっかかりの提供を意識したものだったのがとても良かった。
今まで中国青銅器についての書籍は鑑賞の手引きのようなガイドブックや初心者向けがあまり存在してこなかったようで、革新的な本なのだそう。

とっつきにくくて博物館では青銅器のブースを足早に通り過ぎていた私にはぴったりの本で、面白がらせてもらえてありがたかった。

青銅器に限らずどんなことにしても、あと一歩の理解や追求を求めつつ、
わからないなりに楽しんで興味を持つことや、「面白かった」という感触を覚えておきたい。
いろいろと追い付いてない部分はあるけれど。

しかし、小学生並みの感想になるけど3000年前…殷の時代(紀元前17世紀)にはこのような青銅器の造形が作り出されていたと思うと凄いよね。
その頃日本は縄文後期〜弥生時代くらいか。
(たまには本の雑感を。)

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