“佐伯祐三 自画像としての風景”に行ってきた。

東京会場: 東京ステーションギャラリー
会期: 2023年1/21〜2023年4/2

https://saeki2023.jp/index.html
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実は佐伯祐三の作品を今まであまり掘り下げようと思ったことがなかった。
東京都近代美術館の常設でお馴染みの作品だな…くらいで。
でも最近ちょっと気になるというか目を引くというか。

展覧会の構成はシンプルで、大げさに作家を持ち上げることもなく、鑑賞を邪魔することもなく淡々と見ることができて良かった。
作品は思ったより筆致が荒々しく残るものが多く痕跡感が強く感じられた。
ざっくりした生々しいタッチを私は見たかったのかな。

風景画が有名な作家だけど、娘の肖像画や静物画が良かった。
娘の滲んだようなはっき描かれない表情の中に可愛らしさを感じたし、蟹や人参や鯖は美味しそうに豊かに描かれていて好きだった。

土曜だったからかなかなかの混雑。
展示会場よりチケット売り場が列になってるので事前にオンラインチケットにする方がスムーズ。
あと撮影なしの展示、やっぱりいいと思った。
撮影できるのは嬉しい気持ちもあるけど、展示会場にシャッター音はない方がいいな。

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