“レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才”
会場:東京都美術館
日時:2023年1月26日(木)〜4月9日(日)
https://www.egonschiele2023.jp
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シーレの実物を見る機会はなかなかないので楽しみにしていた展示。
この展示はシーレ単体の展示ではなくて、「レオポルド美術館展」なのでシーレ以外の作家が思ったより多い。
クリムトやココシュカを見れたのは良かったし、今まであまり紹介されてこなかった作家を知ることができたのはとても興味深かった。
シーレの作品についてはやっぱり輝いていたと思う。
油絵の作品の吸引力、ドローイングも本当に凄かった。
風景の作品群も良かったし、雷のようなひび割れのような木の絵が好きだった。
なんとなく思ったことは、早世の画家だからか変化する作風や深まっていく過程がないかな?という点。素晴らしかったけど、一点突破の才能を少し表面的に浅く見るだけになってしまった気がした。
それとこれは作品とは関係ないけど鑑賞の空間に文字情報が多くややノイズ。もう少し淡々と見たかった。
絵の正面に立って絵を見ずキャプションを読む…みたいなことになっている人が多かった。