映画『RRR』(2022) ※微ネタバレ
冒頭からお話の展開がほぼ『トム・ヤム・クン!』だなと思って「トムヤムもアクションパート以外の出来がせめてこれぐらいだったらねえ…」とか考えながら見てたらトニージャーにちょっと似てる人が一瞬映ってびっくりした
けど別人だな多分、カメオ出演の情報も出てこないし
でも主人公の片割れが両ひざでスライディングして相手の攻撃をかわす動きはトムヤムのトニーそっくりだったな
他にもやってる映画ありそうだし、トムヤムがオリジナルかどうかも分からないけど
このように時折トニージャーの映画を思い出しながら見た
CG・ワイヤー・早回しなどの不使用(かつリアルヒッティング)を謳ってたトニーの映画と湯水のように使ってる本作とでは好対照にも思えるけど、本作にも生身の技斗シーンは意外とたくさんあったし見ごたえもあった(もはや何をもって「生身」とすべきか分からないけど)
肩車で戦うとか『阿修羅ミラクル・カンフー』かよと思ったらその状態でガンフーを始めるなど、脳が炭酸飲料でふやけた小学生みたいな発想を本気で映像化しているのは素晴らしかった
あとはぶん投げられたチーター?が英国兵にモンキーフリップのような技をかけたのがちょっと面白かった
お前ネコ科だろと(厳密にはモンキーフリップより複雑なムーブだったけど)
というかネコ科動物×モンキーフリップってそもそも初代タイガーマスクがそうだな
植民地云々については、大して知りもしない人間がフィクション映画1本見てどうこう言っても仕方ないと思うので言わない
ただこういう映画を作らせ、ヒットさせるだけのものが未だ国民の感情の底にとぐろを巻いてはいるのだろう
英女王が死んだときの各国の反応を思い出すなどした
むしろタイミングがタイミングだけにパレスチナ/イスラエルの件を想起してしまったな
それもあり、この手の題材を扱うなら子どもの無残な死をちゃんと描くというのは大事だと思った
戦う人たちの足元ではいつでも、弱い人たちが選択肢すら与えられず死んでいってるのだし #見た映画 #アクション映画