ゲ謎の気づき!
強者は弱者を害するばかりで気にもかけないということを電車で女の子が咳き込んでるのに誰ひとり煙草を吸うのをやめない描写でも表してるのか!水木がげげろうとの会話のおかげで煙草に火を着けずじまいなこと、そういうことやん!ウワーッ!
観終わった。
「上が下を搾取する」っていうのは戦地でも本土でも変わりなくて、戦争が終わっても続いてて、水木も物語初期はどうにか上側になろうとしてたふしが感じられるけどげげろうと出会ってからはこの構図自体を崩さなきゃってなって、その結晶が「ツケは払わねえとな!」なのかな。そんでこの台詞、「この国が滅びるぞ」への返しなのがまたいいんだよ。この国が弱者へ強いてきたツケをどいつもこいつも払いやがれ!っていう。
愛するもののために、っていうのが結局欺瞞でしかなかった戦地を経験した水木にとって真実愛のために戦うげげろうは眩しかったろうなあ。ここの上官とげげろうの対比もそうだし、「強いられた玉砕」とげげろうの本当の自己犠牲の対比もだし、これめっちゃくちゃ骨太な反戦映画やん…。
タイトル出るタイミングもいい。そこでしかありえない、というタイミング。
好きなものの話をしたり、社会に怒ったりします。二次創作します。転載禁止。🏳️🌈🏳️⚧️。あらゆる差別に反対できるようになりたい。