感想のようなもの
「病気で外出できない子に百貨店を案内する動画を贈る」っていうの、やる側は気持ちいいかもしれんが場合によっては残酷すぎるだろ…ってうすら寒い気持ちで観てたんだけど、全編を通してこれってそういう話なのかも。「絶滅した動物に人間流の楽しみを提供する・人間はそれに奉仕する」という贖罪の場としての北極百貨店、お客様に本当に楽しんでもらえているのかというコンシェルジュさんの葛藤、そういうぜんぶ「良かれと思ってやってるけど結局自己満足でしょ?」の問いかけ部分だけでできた物語なのかも。件の動画のプレゼントだって、喜ぶ母親の描写はあれど当事者のリアクションまでは描かれなかったから。