どんなに苦労して築き上げたって、激流に呑まれ、大地に呑まれ、炎に焼かれ、嵐に飛ばされ…だから日本は全国津々浦々、壊しやすく建て直しやすい木造建築が主流になったと、昔から言うけど。建築に関しては技術の力でようやく大自然に勝てるようになった。でもそうなってからまだ日が浅い。
長い歴史が培ってきた民族性と、それとは元々相容れない価値観の葛藤、これは一世紀や二世紀では、余程自覚を持って努力しないと解決しないだろう。
でも現状、何もしていない。自然に任せたら、あと何世紀かかるかな?
今はその歪みが最も悪い形で結果となって日本人自身に跳ね返ってると思う。
まずは自覚することから始める以外にないと思うのだが、そんなこと出来るのだろうか。
不安だ。