今までにため込んだ「汚染水」をALPSで濾過した「処理水」を全て海洋放出したところで、今すぐ生態系に影響を与えるとは思わないし、濾過しきれない微量の核種が、すぐに生物濃縮を起こして、食用に出来ない海産物が水揚げされ始めるとも思わない。
私を含め、海洋放出はやめるべきと言う人々が指摘する問題はというと。
先日もポストした様に、海水の総量という分母はほぼ一定なので、ごく微量とは言えこのまま放出を続ければ、海中に放出される核種の総量、すなわち分母は増え続けるのは明白。長い時間が経過した後、潮流のいたずらで、海底のあちこちにに濃度の高い「核種溜まり」が出来るかも知れない。可能性の話ではあるが、有害な可能性は最大限摘むべき、一体いつ放出を停めるつもりなのか、全く見えていないという事が一つ。
放射能の生物濃縮のメカニズムが解明されたという話は聞かないし、解明されていないなら、生物濃縮を防ぐ方法も持っていないという事も一つ。
放射能は自然の力をもってしても無毒化できない。時間のみがこれを解決する。我我が始めてしまった事は、未来の海にダメージを与え、子孫にツケを払わせるという、今を生きる人類の一員としての倫理にもとろ行為なのではないか、と言う意識。これも一つ。

ただ闇雲に汚染だ危険だって反対しているんじゃないよ。

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>すなわち分母
は、すなわち分子のタイプミスです。

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