子供を産むということ
それは自分の人生を大きく変えるということ
これもまた不可逆性のこと。
責任を全て負うということ。
障がいを持つ子を産むリスク
死ぬまで寄り添って育てなければならない現実
一見なんら普通の子供に見えても
大きくなるうちに「あれ?」という事が増えて
初めてアレルギーに気づいた日
初めてアトピーに気づき日
他の親にも聞く。
初めて発達障害に気づいた日
初めて弱視に気づいた日
初めて難聴に気づいた日
毎日学校へ通い
いい成績をとり
いい偏差の学校へ行き
友人を、人脈を作り
いい会社に入り
安定した収入を得る。
そうすれば、幸せになれると思ってた。
そのためにも、出来る範囲で選択肢を与えつつ、心も身体も健康に育てなければならない。
働きながら。
インターネットが発展し、人は色々な情報を手に入れられるようになった。
何が正しいか、何が間違いかわからず。
携帯ばかり見て自分の子を見ていない時期もあった。
今もたまにある。
みんなみんな、他人を幸せに育て上げられる自信が無いんです。
だから、リスクを背負わないために産まないという選択をする。
自分も1人以上は無理だと判断した。
この世に不幸な人間が1人でも減るように。
その分1人を幸せにしたい。
そんな思いだった。