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文学座の『アナトミー・オブ・ア・スーサイド』観た!女性脚本家を対象としたスーザン・スミス・ブラックバーン賞を受賞したイギリスの戯曲の日本語訳版

文学座アナトミー・オブ・ア・スーサイド 

キャロルとアナがシスヘテロ女性としてライフイベントを通過していくとともに二人の生きづらさに女であることが混じっていく。
自殺願望があるキャロルと、女であるキャロルが、「あなたが妻や母になるなんて笑える」「働こうだなんてありえない」「主婦は暇だから子どもを作るか男を作るかでしょう。もう一人子どもを作りなさいよ」などの台詞で少しずつ一つになっていくような。
ボニーがレズビアンで子宮摘出手術を受けようとしているのには希望が込められているかもしれないけど、継承しない・希望/継承する・絶望の二項対立じゃなくて、ボニーの選択の恐怖あるいはキャロルとアナの選択の勇気も描かれてたのがよかった。

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