記憶喪失になったルスタ
恋人のハンが病室に迎えに来てくれるんだけど勿論全然覚えてなくて、でも帰る場所もわからないし、病院の人たちはルスが昏睡状態の時から毎日お見舞いに来てたハンに好意的だし、周囲の反応からハンが確かに自分の知り合いなんだなって認識して一緒に帰る。家に着くと二人で生活してたんだってことがわかって、そこで漸くハンが恋人なんだって教えられる。でもルスは大してびっくりしないのね。だって、目覚めてから退院するまでも毎日会いに来てたハンが病室に入ってくる度ホッとしたような顔してて、記憶無くしてても生きてることに彼が安堵してることがわかっちゃったんだもんそこから記憶がないままのルスとハンの同棲生活が始まるんだけど、ルスはハンに愛されてる奴は幸せ者だなって思うようになっていく。ハンの言動の節々からルスを愛してることが伝わってきて、ハンのこと知らないから居心地の悪さも抱きつつむず痒さもあってなんとも言えない気持ちになるし、なにより、こんなにいい奴に同じように愛を返すことができなくて申し訳なくなってく。ハンのことは好き、いい奴だと思う。でも記憶のないルスはそこで止まっちゃうんだよね。