キスを強請るあずささん
デートの時は絶対オシャレしてメイクもバッチリな梓に毎回僕の彼女めちゃくちゃ可愛いって惚れ込んでた降谷だけど、最近梓のリップが淡いコーラルピンクからどんどん赤に近づいてきている。
可愛いから美人に変わったと思いつつでも嫌いな赤に少し複雑な気持ちになる降谷。レストランで御手洗に立った後、真っ赤なリップを塗り直してきた梓に恐る恐る口を開く。
「最近、口紅赤いんですね。」
「はい!だって降谷さん赤嫌いでしょう?」
平然と返されてどういうことだと降谷は混乱する。もしや嫌われてる?とまで思ったが、会計後意を決して梓に尋ねた。
「えっと、それは僕になにか言いたいことがあるとかそういう…?」
「んーまぁそうとも言うのかなぁ?言いたいことと言いますかやって欲しいことと言いますか。」
「教えて貰えますか?」
内心どきどきの降谷に梓はそっと顔を近づけて囁いた。
「降谷さん赤が嫌いなら私の唇の赤取ってくれるかなって思ったんです。」
「……っ、それって!」
するりと離れていく梓の腕を慌てて掴む。
「ん、」
自分から煽ったのに驚く梓に降谷はにっこり笑った。
「梓さんの言う通り、僕赤がきらいなので。」
もう一度失礼しますと押し付けられた降谷の唇には赤が移っていた。
#あむあず #ふるあず
人様の投稿にどこから絵文字押せるのでしょう。お気に入りしかなくない?
Twitterに何かあった時用に一応…
20↑あむあずふるあず字書きハピエン厨