「成功したオタク」の感想がTLに流れてきて、ジャニー喜多川による性暴力事件がやっと問題視された時の日本社会やファンダムの行った被害者への加害を考えずにはいられなかった。
加害した推しを批判できるかどうかという以前の話だったし…。
正直ジャニー喜多川の話なんて、推しもファンである自分も切り離して「ファンである自分も加害に加担していたのではないか」なんてぶん投げてジャニー喜多川ひとりを徹底的に糾弾してたらよかった訳じゃないですか。被害者を嘲笑したり誹謗中傷するよりは絶対絶対絶対マシだったんだから。

「女性は男性と違って加害しない／男性ほど酷い事しない」みたいな事をフェミニズムの文脈で聞く事がよくあるけど、そんなの嘘だというのをわかりやすく証明する実例の一つになった。
加害できる条件が揃えば女性だっていくらでも暴力的になれる。
「母親である女性が政治の意思決定の場に増えれば戦争はなくなるはずだ」とかね…嘘だとつくづく思う…。杉田水脈とか高市早苗みたいな極右だけの話してる訳じゃなくて…常識人として振る舞う女性がジャニー喜多川の被害者を嘲ったり戦争を支持するのリアルでもいっぱい見たよ。
自分がどんな属性でも加害者になれてしまう事肝に銘じる。日本で民族的マジョリティやってる時点でもう加害者なんだけど…。