およそ「関係」の強化を避け、時にはひどく冷酷に継続を断ち切った半生だから、
今こうしておそろしく希薄な大気層に身を置くのは、必然で妥当な帰趨である。
思えば少年期の考究を通じ「凝ることの忌避」を激烈なまでに課し
「無頼の思索人」などと自称したその決意は、
引き続き確かに効力のあるドクトリンなのだろう。
だとすれば、
闊達な(批判的)議論とそれによる漸進的更新を支持し
どのクラスタにも属し得ないこの状況の維持管理に努め、
その静謐を享受しながら言葉の調製を重ねることが
専心すべき唯一の課業ということになる。
迷ったなら何度でもこうして原点を確認し、何度でも行程を改めよう。
その往還は鼓動としてこの生の刻みに資することだろう。
Tomohide Muranushi - alternate: donmuransky = toomuransky@mstdn.jp - history: born in NYC - Tama area - Panamá - Suginami - Nagoya - Seto - Nagoya - station: www2.aasa.ac.jp/~muransky/