いま『ルールとパターンの英文解釈』読んでいるのだけど、その名の通り、ルールとパターンの定義をしていって螺旋のように基礎を積み上げていく書物。
文をとりあげその中からルールを抽出する。文に定義を当てはめて true だからこのルールが適用される。前章で出てきた文の形と見比べ、このパターンに当てはまるが、単語が変わっているので意味はこうなる
みたいなのをとにかくやり続ける本です。
「至高」って思って喜びのため息が出まくる。(大好きすぎる)数独とかルービックキューブで頭の中スッキリさせる時と近いデフラグ感がある。要は論理的に気持ちいい。
私が持ってる著作のなかではいちばん易しい気がするけど、このルールとパターンが身につくだけでその後の学習はとても楽になるはず。
伊藤和夫先生の本には時折「学力とは何か」という話が出てくるんだけど、身が引き締まる思いをする。
> 大切なのは錯覚のために文が読めなくなった時、それに気づいて、ハッと驚けることなのです。驚けること、そしてパッとアタマを切りかえられること、それが学力なのだと、私はいつも思っています。
▼『新版 ルールとパターンの英文解釈』伊藤和夫 (研究社 2018) p.14