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『零 〜紫の日記〜』をやった。 

実質番外編ですがこれでシリーズ主要タイトルは制覇です。2周目もクリア済。
普通に射影機 (カメラとしての3DS) で曰くつきの日記 (付属のARノート) を映して画面内での変化を見るだけじゃなく、見る方向を変えたり日記自体を動かしたりゲームとしての趣向がなかなか凝っていて最近のARはすげえ! (※11年前のタイトル)
ただ自分の周囲の光景をそのまま映す場面も多くかつ日記を映す場面がある以上暗がりでのプレーも難しいのでホラーとしてはあんまり噛み合わず。
戦闘面は多少簡略化されつつだいたい本編ママ……ではあるけどFPS要素をコントローラじゃなく自分の身体でやるのはちとしんどめ。怨霊が背後に瞬間移動しても人体はすぐには後ろを向けないんですよ……
シナリオも短めながらシリーズの長所がきちんと押さえられていて、そこは普通に楽しめた。テキストを始め断片的な情報から物語を辿るのはやっぱり良いもんです。方向性的にもちゃんと零。海斗さんたちの顛末を見ると対照的な眞夜のバックボーンが際立つなあ。
シリーズにだいぶ浸かった身としてはちゃんと満足できたし良かった。

『紫の日記』怨霊たちの話 

爺婆とガk……子供に悪辣な人物が多いシリーズの一作品として見ると、前者は不憫寄りな (儀式に振り回された) おばあさんだけだったのでまあ、という感じ。
問題は後者ですよ。情報と引き換えにかくれんぼという名のミニゲームを仕掛けてくるのはまだしも間違えると射影機のレンズをぶっ叩き、戦闘に入れば背後にも容赦なく飛ぶしキャプチャーサークルに捉えるまで透明化&シャッターチャンスを逃すとこっちを嘲笑いながら離れていく……これはゲームこれはゲーム……

それから操られた女は戦闘ではトリッキーな動きでなかなか厄介だったなあ。地面を這い回り出した時の動きに『刺青の聲』四つん這いの女をつい思い出したり。

『紫の日記』ラスボス戦の話 

3DACTがまだまだ苦手だとARでもしんどい、を地で行った顕著な戦闘がラスボス戦。
1周目は「まあ苦手な身からすれば多少は苦労するよなあ」止まりだったけど2周目以降 (事実上のハード) モードで「やっぱりちょっとバランス厳しすぎません?」に行き着きました。
第1形態は数を嗾けてくるしシャッターチャンスも普通に短くなるし何より最終形態で1周目にやってこなかった "分身して左右に回り込む攻撃" (しかも外見で区別できるのに実体が毎回ランダムで変わる) を当然のように繰り出してくるんじゃあない、これは携帯機の画面を覗き込みながら人体そのままで操作するARゲームでしょうが!

『紫の日記』おばあさんの考察 

『巫女が「人とのつながり」を残しておれば、それは「器」の綻びとなる」
『器の綻びを繕うようにつながりは絶たねばならん』
『巫女を世話するためにできた婆とのつながりも綻びの一つ。神が降りたのを見届けた後、自らそのつながりを絶ちて、儀式は完了と成る』

……『神姥として選ばれし、名も無き婆の最後のお役目』だそうだけど、シリーズ中の儀式の執行人としては一番悲哀を感じさせる人物だなあ。儀式それ自体において自分自身も死なないとならないってのは他になかったような。

『紫の日記』ラスボス戦の話2 

ああ、そういえば絶対霊タイムもハードモードだけだったなあ……
そういうとこだぞ紫の日記。

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