アメリカのメディアでも7割の男性で構成されており、それだけでは女性の視点が限られてしまうという懸念から女性記者のみで構成されて作られたニュースサイト『The19th*』(非白人率が56%)
当初は給与を払っていけるかも不安を覚えて壁にもぶつかるが、若い黒人女性が殺害されたことを(男性だと報じられるが女性だとされないことが多い)他のメディアより詳しく報じたことでBLM運動を生み、事件の捜査を求める動きにも繋がり、軌道に乗り始めた。貧困問題やジェンダー問題にも着手していくが、そんな時トランスジェンダー記者が合流する。
トランス当事者がそこに混ざったことで「物事の視点が女性目線のみに囚われていたこと」に気づいてそれによってこぼれ落ちてしまう人達がいることに気づいていくあの流れはとても良かった。「私達女性にも特権があることに自覚的にならないといけない」と。
そしてそのトランス当事者が昨今の反トランスでトランスジェンダーの医療が制限されている現状を取材している様子は今の日本のトランスヘイトと似た状況で(アメリカのほうが亡くなってる方もたくさんいてキツイ)緊張感がこちらにも伝わってきて辛いものがあった。
最後アジア人記者も入って(いないことずっと気になってた)たのは嬉しかった。
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