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うっすらずっと思ってたこと 

虎に翼のモデルになった方は、上川陽子みたいな、オジサンが「キミなら男の世界で偉くなってもいいよ」って許可を与えてもらえるタイプの、西川史子みたいな、「女が仕事したければ男の倍がんばるのは当然」とかいっちゃうタイプだと思ってた
名誉男性的な女性だったんじゃないかな?と思ってた

で、太平洋戦争直後の空気は「戦争がもっかいはじまれば景気がよくなる!」「男手が減れば女の社会進出が進む!」だったわけだし、寅子を国防婦人会みたいに描いてもよかったと思うんよね
父親も軍事工場経営しているわけだしさ
「戦争が自分たちの生活をよくしてくれると信じてた、でも間違っていた」
っていうドラマにしたほうが誠実だったと思う

くしくも今月の100分de名著が『魔の山』で「戦争が自分たちを次の世界に導いてくれると信じ、それを煽ってきたが間違っていた!すまない」ってヤツだったしさ

自分だけが女性の社会進出のために張り切ってたけど、そうではなかったと呼応させることもできたじゃん

誉めそやすひと多いけど、ここ数週はけっこう下手だと思ってるんだよねぇ
とくに昨日の父親の死に方とかさ

あれ有害な男性性の話だし、家父長制度で除外される男性の話でもあったじゃん

おもしろさで誤魔化されてるぞ

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