『もののがたり』アニメ、6話(かな?)まで先日一気見をした。
ストーリーとしてはそれほどは惹かれなかったんだけど、主人公のキャラ造形が好きすぎた。
石頭の堅物で、ストイックで、根は悪くないけどめんどくさくて融通がきかなくてツンツンツンツンしてるとこ。そのくせちょろそうなところ。かわいいね……
ビジュアルが、服等のカラーリング的に虎杖の悠仁くんを思い出しちゃうんだけど、それはともあれ。(呪術〜は当然に伏黒恵が好きです あと狗巻先輩)
ユーリオンアイスはいいですよ。私は今日も「Oh! スケトラ!!!」を聞いては泣きそうになっていました。
YOIを(というかかけがえのないユリオの尊さを)思うと絶対に思い出すのが、鎌谷悠希『少年ノート』です。
私は当然にポポちゃんが好きだったわけですが、たぶん『少年ノート』既読でなかったら、私のユリオの解像度はもっともっと低かった気がする。
少年ノートありがとう。
なお『少年ノート』における私の情動は、半分はポポちゃんですがもう半分は穰さんに掻っ攫われています。
穰さんが鼻唄歌いながら歩いていける世界が「正」だよ。そうじゃなきゃいやだよ!!!!
ユリオがあまりにもあまりにも好きだったことと、
ただ、あの、とても正直なところで言うと主人公2人には私はほとんど関心がなくて……
他選手の競技が主人公らの内面を投影しているような内容であり、それを魅せることで主人公らの感情を伝え視聴者のエモーションに訴える
みたいな構成がときどき見られたような記憶があるんだけど、あれに関しては明確に好きではなかった
しかし、主人公たち以外のキャラクターの造形素晴らしい点は多々あり、たとえばJJさん素敵すぎたしね!!!!
あれ18話くらいあったらよき群像劇になっていたと思うし、そうしたらどハマりしていた気がする
「脇キャラもモブも、それぞれはそれぞれの人生においては主人公である」ことが誠実に丁寧に扱われている群像劇が好きです
あと数話あれば あるいは……
でも映画は観たいです 大変に観たい
たとえユリオは出なかったとしても……
菅野彰『色悪作家と校正者の純潔』
大変におもしろかった。時々振り回されるけどいつも横暴で強くて主導権握ってる攻めが、常識的にしか見えない受けのあまりにも読めず規格外な一端に触れて、文字通り駆けずり回って奔走させられてしまうところ。
ここにきて、受けくんの攻めに対する侵食度合いの、というか攻めくんの侵食され度合いがとんでもねぇというのが見えてきて、ニヤニヤしてしまう。
下手するとどちらともが身を滅ぼす、もう少し具体的にいうと彼らそれぞれの核の9割を占める「仕事に影響が出てくる」ので、もう少々したら一度心の整理など必要なのでは? と思うけど、それはそれとして「いいぞ、いいぞー!」の気持ちである。
なお新登場の当て馬さんも好きだなぁ。私はやはり脇キャラが好きなんよ…… 脇キャラが魅力的で、脇キャラには脇キャラの人生がしっかりあるような作品が好きです。
午後『眠れぬ夜はケーキを焼いて』3巻が出るよ〜うれしい✨🤗✨💕
4月発売だそうな。たのしみ!
菅野彰『色悪作家と校正者の貞節』
再読。
シリーズここまで読んでいたはずなのだけど、やはり朧にしか記憶がない。何度でも物語を楽しめるお得な脳味噌です。
性が「過剰」である、というの、私はすごくわかってしまうんだけどなぁ。そして「それでも求める」がわからない。嫌だなとか嫌悪とかは別にないけど、必要性もないというか。
菅野彰作品は、『毎日晴天!』シリーズでも明確に(あとがきか、どこかでいつか作者さんも語ってらしたが)「性」との距離が慎重に扱われており、
このシリーズはその点は入り口から崩壊しているので私はそこがどうしてもどうしてもどうしても、気に入らないのだが、
しかし、その距離感を言語化して探られていくような描写(試み?)は大変に興味深い。
やっぱり好きだなぁ。
あと弟くんが大変に可愛いね。健気で良い。弟くんの幸せを心から願うわ!!!
雨水
ぎぇーーーーーっ 风息……っ
白川紺子『契約結婚はじめました。』2〜5巻(完結)
おもしろかったんだけど、期待値が大変に高かったので、それなり……みたいな感覚になってしまった。
典型的内助の功的な立ち回りをする年下の彼女、でもBLだったら攻めなので、そのキャラデザは最高ですねとはなりました。夫さんの方が受けなんだよな。あと檀も受けです。
セルフエスティーム的な、主軸ですが、恋愛が起点や契機になるのはいいんだけど、それが掬い上げるような形になってしまう構造が私は苦手で、そういう受け止めが強かったから「★3」評価にしたのかも。もうひとつ★つけるか迷った。
同作者『後宮の烏』は、男女バディで別離で『おんな城主直虎』の傷を癒してくれる作品で、あちらの方が好き。
いやでもこの契約結婚シリーズも好きですよ。良質な群像劇。
「椿屋敷」という建物視点で語られる物語なのだけど、同時に毎巻収録されてる短編、の形式で傍で展開されている「すみれ荘」の物語もよかった。
あちらはまっすぐな群像劇なのだけど、群像劇が大変に好きだし、だいたい「当て馬」とか「脇キャラ」とか、あとは「相方」とかの方にど沼るタチなので、おいしかったなぁ〜〜〜また食べたい!
何かしら心の傷に触れるような物語において、後味の悪さはときに、やさしさなのだと思っている。
優しく仕上げられた物語こそが、傷を深めることもある。
その塩梅ってとても難しくて、ただ、白川紺子と大沼紀子は、後味の悪さや寂しさや、選び取った孤独にこそ読者に救いを見せるタイプの作家さんなのではないかなぁみたいなことを思った。
白川紺子『契約結婚はじめました。』1巻、読了。
「ご飯の描写がおいしそうに感じやらる作品とは相性がいい」論、いままで一度しか裏切られたことがないので、たぶん今回も大丈夫なはず。
白川紺子作品は、やさしいのに情け容赦のないところが好きだ。ナイフはきっちり捻ってくるし、最後まで切り裂いてくれるところ。梅肉メニューおいしそう〜!
契約結婚 というのはおもしろい言葉で、なぜなら契約ではない結婚て前提として存在してないように思われるし、たとえば「契約結婚」という言葉に含まれる「実は恋情・愛情・性愛関係にはないんですよ、偽物ですよ」というニュアンス、「擬装結婚」である、という感じも不思議。
もともと結婚と恋情と愛情と性愛関係にあるかどうかは全て別個の話であって、結婚に必要なのはただただ両者の同意だけなのだから、恋愛関係になく利害の一致のみのエモーションの関係であったとしても、それは別に何もおかしくない、責められるものでも文句言われるものでもない、「普通」の結婚のはず。
まぁこの作品の2人には感情も、かなり、感じるけど。
続き楽しみ!(最終巻まで購入済み)
澤村御影『憧れの作家は人間じゃありませんでした』1〜3巻。完結? 続刊? 不明。
エンタメ小説だ!!! という感じ。サクッと読める。24時間で3冊読めるくらいのサクッと感。
雰囲気は、「人が死なないミステリー」。ただし人は死んでいる。現代すこし不思議ファンタジー。
すごくリアルなところと、ふわふわしたファンタジーなところとがあって、距離感を掴みにくい。その掴みにくさもまた魅力的。
私は映画『羅小黒戦記』も、沢村凛『黄金の王 白眼の王』も履修しているので、その点思うところはある。めちゃくちゃある。いいとか悪いとかでなく、一体どうしたら……と頭を抱える方向性での思いかたです。
准教授のシリーズも特技の積読でもちろん揃えてあるのだけど、EXに夏樹刑事が出てくるそうで楽しみ。
シリーズ続いて欲しいし、ここで終わっても欲しい。
深まって、活躍されてほしい作家さんだなぁ。
だいたい @tiharu4happy にいます。
本の感想など。
ネタバレは伏せます。ネタバレない感想は伏せません。
#ポケモンsv ハマった!
は名古屋。名古屋に生まれそだった清洲リュウジというひときわ輝く星 からの連想。
#bl が好き。
中華BLは墨香銅臭3作 履修済み。モノクローム・ロマンス文庫も好き。富士見ミステリーのm/mロマンスもとても良い。日本のBLももちろん。
アニメはときどき、ドラマは稀。
陳情令、琅琊榜、三国機密、成化十四年、山河令。
#DQ11カミュ後援会 カミュくんにはブンくんと一緒にいっぱいおいしいものを食べてほしい。 *